重症心身障がい児(者)のために

当院は宮崎県内における重症心身障害医療分野の基幹病院に位置付けられており、児童福祉法に基づく医療型障害児入所施設、障害者総合支援法に基づく療養介護施設として当該領域の専用病棟を3つ有しております。特に、重い症状の利用者さまのための集中療育室(ICU)は南九州唯一の存在で、県内全域より多くの方にご利用いただいております。

愛泉会日南病院が目指す3つの重症心身障害医療の方向性

当院では「人権の尊重」という基本理念のもと、利用者さまの健やかな生活とHAPPINESSに溢れた人生を送っていただけるよう、各職種が連携して、以下の3つの方向性に基づいた医療ケア・療育活動を行っています。

可塑性に着目した心身機能の向上

利用者さまの「可塑性」に注目し、18歳までのリハビリを強化し、早期の身体機能の回復を目指します。また、18歳以上の方にもリハビリと保育・余暇活動を提供し、生涯を通じた心身機能の向上に努めています。

地域社会との関わりを通じた心豊かな生活

利用者さまを地域社会の大切な一員と考え、地域の皆様とのふれあいを通じて、社会的経験を広げ、心豊かな生活を送っていただくことを目指します。またキャリア教育など、地域課題解決のための様々な取り組みや地域イベントにも積極的に参加する事で地域貢献を通じた地域との信頼関係の構築にも努めています。

生きがいと喜びの高まり

「この世に生まれ、今、この時を生きる意味を利用者さまお一人おひとりにしっかりと感じていただきたい」。その思いから「夢・希望・喜び」を形にしながら全ての利用者さまが生きがいと喜びを持ちながらお過ごしいただけるよう各職種が想いを1つに様々な取り組みにチャレンジしています。

重症心身障がい児者病棟での様々なQOLプロジェクト

当院では、利用者さま一人ひとりの人権と個性を尊重しながら、個々の機能と生きがいを高めるための様々なプロジェクトを多くの学校・企業・団体の皆様のご協力をいただきながら行っています。当該領域における国内初のチャレンジも多い中で、協力企業団体様の高い専門性を活かしながら、関わる全ての皆様に幸せな想いに至っていただけるよう、日々挑戦を続けております。また年間を通して、お花見会、秋祭り、運動会、ドライブ、音楽療法などの療育活動も行っており、家族とのふれあいや季節感を共に味わう機会を提供する事で、利用者さまや保護者、スタッフとの共通の思い出作りも大切にしています。

協力企業:テゲバジャーロ宮崎(Jリーグ)、株式会社ユニクロ、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)

国立大学法人宮崎大学、学校法人日南学園、他

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